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カメラマンがこっそり教える失敗しないセルフ撮影のコツ

今や一眼レフに劣らないスペックの携帯電話のカメラ。さらに、お手頃価格のミラーレス一眼が普及したことにより趣味でカメラを始めたり、子どもの誕生を機にカメラを購入する人も増えています。

わざわざ写真館に行かなくても手軽に写真が撮れる時代になりましたが、セルフ写真だといつも同じような画になってしまったり、はしゃぐ子どもがブレてしまったり、家族写真にいつもお父さんが居なかったりと、セルフならではのお悩みもよく聞きます。

せっかく撮るならより良い写真を残したいですよね。

これらのお悩み、ちょっとしたコツで解決できることもあるため、今回は、家族写真や子どもの写真を撮る時によく相談をいただくことについて、セルフ撮影のメリットとシーン別のポイントやプラスαなお得情報をお教えします。

セルフ撮影のメリット

・好きな時に手軽に撮れる
子どもの機嫌に合わせていつでも撮影できるのは、セルフならではの大きなメリットです。
・低価格
プロカメラマンに依頼すると必ず発生する撮影料がかからないので、その分安く済みます。
・やり直しができる
ご機嫌ななめで上手く撮れなくても納得いくまで撮り直せます。

おうちで撮るアニバーサリーフォトのポイント

いま人気のアニバーサリーフォトは、好きな時に好きなように撮りたい!という人も多く、また、毎回カメラマンに依頼するのはお金がかかることから、セルフ撮影に関するお問い合わせが増えています。

~セルフ撮影のポイント~
・おうち撮影の場合、室内灯は消しましょう。
できる限り自然光がオススメです。そのためには窓際をキープ!
・まずは試し撮りをしてみましょう。
せっかく色々準備しても、いざ撮ってみたらイメージと違ったということはよくあります。
何事も準備が大事!
・ピントは手前の目に合わせましょう。
横顔や斜めから撮影する場合は、ピントを手前の目に合わせる方がお顔がハッキリ写ります。
今はカメラに瞳AF機能が搭載されていることも多いですが、場合によっては上手く検出されない場合もありますので、その時は瞳AFをoffにして任意にピントを合わせると良いでしょう。
また、あえて別のところにピントを置き人物を少しぼかすとプロっぽい1枚が撮れます。

☆プラスαなお得情報

・時間帯やお天気によって明るさが違うので、大きめのぬいぐるみなどがあれば、先に試し撮りをしてみて光の入り方や影の出方をチェックしてみると、実際の撮影時にスムーズです。
・衣装や小物は手作りすると安く済みますが、忙しくて手作りする時間がないという方は、used商品を上手に組み合わせてみましょう。
その際、メインとなるものはしっかりしたものを使用し、見切れる小物や目立たないものはusedにするなど、メリハリのある使い方をすると良いでしょう。

ハレの日のロケーションフォトのポイント

最近はやりのロケーションフォトですが、出張撮影がこんなにメジャーになる前は、みなさん当たり前に自分のカメラや携帯で写真を撮っていましたよね。
出かけた先で写真を撮ったらロケーションフォトです。
ですので、気負いせずにまずはシャッターを押してみましょう。

~セルフ撮影のポイント~
・とにかく連写
子どもの自然な姿を捉えるためには連射が必須です。何枚も撮ってお気に入りの瞬間を見つけてみましょう。
焦らずにピント位置をしっかり合わせてから連射しないと、全部がピンボケになってしまいますので注意が必要です。
・季節感を出す
せっかくのロケーション撮影なら季節にもこだわりたいですね。
桜や紅葉など日本ならではの景色の中で撮影すると、こだわって撮影した感じが表現できるでしょう。
・三脚やスマホスタンドをわすれずに
集合写真をセルフで撮る場合の必須アイテムです。風の強い日もありますので屋外で使用する場合は丈夫なものを選びましょう。

☆プラス‪α‬なお得情報

・光の向きにこだわる
スッキリした青空やくっきりした色合いを出したい場合は、カメラマンの後ろに太陽が来ると良いです。ただし、全身の入る広めの写真であればこれで良いのですが、バストアップやお顔がハッキリ写るくらい寄りの写真を撮るときはこれだとまぶしい顔になったり顔に影ができてしまいます。そんな時は子どもの後ろに太陽がある「逆光」で撮り、顔にポイントが行くように明るさを調節すると良いですよ。日陰を利用して撮るのも眩しさを軽減できますね。

・草履は動きにくいので、足元を写す時以外は履き慣れた靴を履かせてあげると、ぎこちなさが抜けた自然な動きや表情が撮れます。

公園、動物園などの日常お出かけフォトのポイント

~セルフ撮影のポイント~
・カメラアングルを変えてみる
カメラアングルを変えると、人の写り込みを避けられるほか、お子さんの写り方も変わります。色々な角度から撮ってみましょう。
広い場所なら下から見上げるように撮ると空が広く写り映える1枚が撮れますよ。
・シャボン玉や風船などの小物を使う
小物があるとそれだけでバリエーションが増えます。シャボン玉や風船と一緒に写したい場合は、声かけと連写が必須になります。
タイミングよく撮ることは難しいですが連写機能を使えば何枚かに1枚素晴らしい写真が入っているものです。ここぞとばかりにシャッターを切りましょう。
・子どもメインではない1枚もおしゃれ
ついつい子どもを大きく写しがちですが、花や景色、動物をメインにしてあえて子どもをぼかすように撮ると一気におしゃれ感が増します。

☆プラス‪α‬なお得情報

・子どもの動きがブレないためにはシャッタースピードを早めに設定
走り回る子どもの動きに付いていくためには少なくともシャッタースピードを1/250以上に設定しておきましょう。晴れの日の屋外ならもっと早くても写真が暗くなることはありませんので、お好みの雰囲気まで設定を変更しながら調節すると良いです。

・日陰を利用する
眩しい日はあえて日陰で撮影すると背景の陽の当たっている場所が適度にボケてきれいな写真を撮ることができます。

・背の高い対象(高い木の花、きりんなど)と撮るときはローアングルで撮る 離れて撮る
小さい子どもと大きな対象を撮るときは下から煽るように撮ったり対象を離れて撮ると対象とともに写真に収めることができます。

まとめ

携帯の写真、動画機能が優秀になり、さらに、手ごろな価格で手に入るミラーレス一眼の普及も重なりセルフ写真を楽しむ機会が多くなりました。
セルフでもちょっとしたポイントさえ掴んでしまえば、今までとは一段違う写真が撮れるはずです。
思い出の一瞬を撮り逃さずにしっかり記録に残しておきたいですね。