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助産師カメラマンが教えるマタニティフォトの撮影時期と注意点

赤ちゃんがお腹にいる短い期間に撮影するマタニティフォト。

妊娠期間は40週とはいえ、お腹の大きい期間は短く、意外とあっという間です。

撮りたかったけど色々悩んでいるうちに産まれてしまった、という声も聞かれます。

マタニティフォトをお考えの方は、カメラマンを効率よく探し予約だけでも早めにしておくことをお勧めします。

また、大事なお腹を出すことも多いマタニティフォトですし、お腹の中の赤ちゃんの状態は外からは見えませんので心配もあると思います。

今回は、ママと赤ちゃんにとってどのタイミングで撮影したら良いか、撮影時の注意点について、カメラマンとしてだけではなく、助産師目線からもお伝えしていこうと思います。

妊娠期間40週 それぞれの時期の特徴

妊娠期間40週は様々な時期に分かれています。
これから書くことはあくまでも目安で個人差はありますが、参考にしてみてください。
・妊娠16週まで
胎盤ができる前の不安定な時期。
見た目には妊娠中だとわからない時期。
・妊娠16週~20週くらい
安定期に入っているものの、まだ胎動を感じることが少なくお腹もそんなに出ていないので、赤ちゃんが元気なのか不安。
下腹部に少しだけ膨らみが出てくるので、セルフフォトを楽しむには良い時期でしょう。
・妊娠20週~
胎動を感じお腹も少しずつ大きくなって来る時期。
撮影をプロに依頼するのはまだもったいないです。引き続き体調の良い時にセルフで撮影しておくと良いでしょう。
・妊娠34週~
お腹がだいぶ大きくなって、いよいよ撮影に適した時期に入ります。
お仕事をしている人は産休に入り時間ができるので撮影依頼もしやすくなりますね。
いざこの時期になって慌てないように早めに色々検討しておきましょう。
・妊娠37週~
いよいよ出産の時期です。マタニティフォトを撮れない時期ではありませんが、いつ産まれても良い時期なのでできる限りこの時期に入る前に撮影を済ませておくことをおすすめします。

マタニティフォト撮影に適した時期っていつ?

結論から言うと、いつでもいいんです。
お腹に赤ちゃんがいるという記念のお写真なので、お腹が出ていなくても撮れますし、出産前日でも撮ることは可能です。
ただ、ある程度ふっくらしたお腹の方が「妊婦さん」という感じがハッキリとわかるので、みなさんがイメージしているお写真が撮れるかと思います。また、いつ出産になるかわからないので、出産予定日直前に撮影予定を入れてしまうと産まれてしまって撮れなかったということになりかねません。
そういった点から、妊娠20週後半~37週までには撮影しておくのが良いでしょう。
助産師としては、上記でも述べたように、妊娠16週まではとても不安定な時期ですのでお勧めしません。短時間とはいえ、お腹を出しての撮影や普段とは違った行動は少なからず体に負担がかかります。
その事が原因で出血したりお腹が張ったりすることもありますので、無理せずもう少し安定するまで待ちましょう。
16週以降も赤ちゃんの成長に伴い体はどんどん変化していきます。安定期とはいえ、無理は禁物です。ある程度お腹がふっくらしてくる30週以降は写真の撮りどきになりますが、お腹が張る時や医者助産師から切迫早産などについて指摘されている場合などはスケジュールの見直しも検討しましょう。
セルフ撮影でしたら体調に合わせていつでも撮ることができますが、プロに依頼して予定を組むのであれば参考にしてみてください。

マタニティフォト撮影時の注意点

マタニティフォト撮影時はあくまでも赤ちゃんがお腹の中にいるということを忘れないようにしましょう。
無理な姿勢や環境での撮影は絶対にNGです。赤ちゃんのことを第一に考え撮影プランを立てることをお勧めします。
時には当日変更が必要なこともあるかもしれません。柔軟に対応できると良いですね。

~撮影環境を整えましょう~

近年はマタニティフォトもロケーション撮影する人が増えてきています。
ロケーション撮影がいけないわけではありませんが、季節や時間帯には十分注意しましょう。
暖かい日の撮影や室内の撮影でもお腹を出して皮膚が外気に触れるということは、表面温度が次第に下がります。
お腹以外の部分は衣類を着ていることが多いので、気付かないうちに体温が下がってしまいます。撮影は短時間で済ませ、かつ、必要時以外はお腹を覆うことができるようにブランケットなどを準備しておくと良いでしょう。
・体が冷えると赤ちゃんは苦しくなってしまうのです。
体が冷えると血管が縮まります。すると血流が悪くなり赤ちゃんへ血液を届けにくくなってしまいます。また、血管や筋肉が縮むことでお腹が張りやすくなります。お腹が張るということは、赤ちゃんのいるお部屋がギューッと狭くなります。
体の冷え、お腹の張りには十分注意しましょう。

~切迫早産、逆子、胎盤の位置が異常などと言われたことはありませんか

お腹の中の様子は直接見ることができないので、健診で指摘されていることがあれば予め申し出ておいた方が良いです。また、問題なく経過している場合でも、医者助産師に撮影があることを伝えておくと安心ですね。

~無理なポージングは避けましょう~

当然のことですが撮影が楽しくなってくるとついつい無理しがちです。特に、上の子やペットと一緒に撮る場合に無理が生じやすいので、カメラマンと相談しながら無理や危険のないポージングを工夫してみてください。

~信頼できるカメラマンを選びましょう~

子供撮影を得意とするカメラマンは沢山いますが、マタニティ撮影では妊婦さんの特徴を理解していることが求められます。短時間で安全に撮影できる撮影技術を持っていることのほか、身体的特徴だけでなく、心理的特徴や撮影時のお腹の張りなどのトラブルに対する知識や技術も備えたカメラマンを選ぶことをおすすめします。

PhotoStudio Ranunのプラン

ラナンのカメラマンは現役助産師でもあるため、撮影は妊婦さんと赤ちゃんに負担なく無理をせず安全第一で行います。
また、妊娠出産について気になることなどの相談に応じることも可能です。
お気軽にご相談ください。
●予約時期:妊娠28週以降
●撮影時期:個別相談
●料金:¥10,000~(データ30カット)
※ご主人やお子様と一緒に撮影も可能です。
※提携スタジオの使用が可能です(別途使用料がかかります)
※雰囲気や使用する小物はご希望に応じます。

お気軽にご相談ください。

まとめ

妊娠中は体も心も不安定なことが多いです。
無理をしないことが最も大切。
仕事をしていたり、上の子のお世話があったりと忙しく過ごしているうちに過ぎてしまう日々、一日のうちの数分でいいです、ちょっとだけ立ち止まってお腹の赤ちゃんに話しかけてあげてください。
家族や職場に協力してもらいながら、落ち着いて楽しく日々を過ごしていきましょう。