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知っておきたい出張撮影のメリットデメリットと注意点

「四季」のある日本だからこそ、四季折々の景色や空気感を大切にした写真を撮りたい、季節感も含めて思い出を残したい、と思いませんか?

しかし、いざ家族でロケーションフォトを撮ろうと思っても、家族の誰かがカメラのシャッターを押さなければならず、いつも誰かが欠けている写真になってしまったり、ただの集合写真になってしまったり、となかなか上手くいきません。

そこで活躍するのが出張カメラマンです。

お客様のお出かけ先にカメラマンが同行する出張撮影を利用すれば、1枚は残したい定番の集合写真から、日常を切り取ったかのような自然な写真まで思う存分残すことが可能です。

今回は、出張撮影のメリットデメリット、注意点について書いていこうと思います。

出張撮影のメリット

~季節感を写しこめる~
出張撮影はロケーションフォトとも言われ、その名の通り、その場の景色がそのまま背景になります。ロケーションフォトには、スタジオフォトでは表現しきれない様々な表情があります。それは、空、光、風など自然が織りなす表情です。
春のお花畑、夏の太陽、秋の紅葉、冬の静寂、これらはスタジオフォトでは表現しきれません。

~お外で自然に 好みの場所で撮影できる~
機材に囲まれたスタジオフォトとは違い、開放感のある屋外で気負わずに過ごせることで自然と笑顔が出てきます。
作られた環境ではない自然体が魅力です。

~撮影枚数が多い~
スタジオに比べて広大な屋外では、様々なシチュエーションでの撮影が可能なため、たくさんの写真を撮ってもらえます。

出張撮影のデメリット

~天候に左右される~
屋外での撮影の場合は天候の影響を受けてしまうため、撮りたいイメージの写真が撮れないこともあります。しかし、天候に応じたバリエーションをたくさん持っているカメラマンはいますので、問い合わせや打ち合わせなどの機会に荒天時の対応について確認してみると良いでしょう。

~服装や髪型などが乱れる~
屋外での撮影というと、広々とした自由さがウリですが、その分、服装や髪型の乱れや汚れが気になることがあります。また、夏は汗でメイクが崩れたり、冬は冷気で顔色が悪く見えてしまったりします。
こまめに全身チェックを行えるよう余裕を持ったスケージューリングをしておきましょう。

~着付けやヘアメイクを自分で準備~
個人フォトスタジオの場合、撮影のみを承っており、衣装やヘアメイクはお客様自身で準備することがありますので、注意が必要です。
貸衣装店や美容室などと提携しているカメラマンもいますので確認してみるのも良いでしょう。

意外と知らない出張撮影の注意点

~撮影許可申請は大丈夫?~
撮影場所によっては許可や申請が必要な場合もあります。このような手続きはお客様自身で行わなければならないこともありますので、誰がいつ行うのかしっかり確認しておきましょう。
申請は事前申請の場合もありますので、撮影日程が決まったら早めに確認することをお勧めします。

~できれば下見をしておきましょう~
ほとんどのカメラマンはロケハンといって、事前に撮影場所を下見してどのような場所でどう撮ったらいいかをシュミレーションしています。しかし、カメラマンが良いと思ったものをお客様が同じように思うとはかぎらないので、ご自身でも一度下見しておくと撮影がスムーズに進みます。
また、お花畑や緑の自然豊かな公園などは、思ったより花が咲いていなかったなどのイメージギャップが生じることがあるため、下見は重要です。下見に行く時間がない場合は、管理先に問い合わせたりSNSなどで情報収集したりして最新情報を集めておきましょう。

~カメラマンの入場料もお客様負担?~
入場料が必要な施設での撮影の場合、必要な費用はカメラマンの分も負担しなければならないことがあります。入場料のほか、交通費なども依頼者負担であることが多いため、まずは見積もりを出してもらうなどして撮影料以外に必要な料金をしっかり把握しておくことが大切です。

当日までに確認すること やっておくと良いこと

~服装や小道具の確認、調達~
撮りたい構図やシーンによって様々なバリエーションをお考えの方は、ヘアアクセサリーや小道具を変えるだけでも雰囲気が変化しますので、カメラマンと相談し、どのような物が使えるか予め確認して必要があればレンタルや購入などをしておくと良いでしょう。
Amazonプライムやメルカリなど即日発送で手元に届く場合もありますが、お気に入りの商品がそうであるとは限りません。商品到着まで2-3週間を要し撮影に間に合わないなんてことのないよう、撮影小物は早めに準備しておきましょう。

~持ち物の確認~
普段使っている○○持ってきてください、なとどお願いされることもあります。
例えば七五三撮影ですと全身撮影以外は履きなれた靴の方がお子様が自然と動けるので、靴を持参してもらうことがあります。お子様の撮影時は飲み物やおやつがあると便利ですが、汚れないものというのが大前提ですね。
マタニティーやウェディングなどの大人撮影の場合には、エコー写真や結婚指輪などの小物を持参していただく場合があります。
衣装や小道具同様、早めに確認して計画的に準備を進めていきましょう。

~撮影したいイメージ~
SNSなどで具体的に撮りたいシーンやポージングがある場合はそれをそのままカメラマンに見せることでイメージの相違を防ぐことができます。
スクリーンショットで送るなどしてできるだけ相違のないように共有しておくことがポイントです。

まとめ

家族写真やハレの日だけでなく、お友達同士のお出かけに同行したり、ペットの撮影をしたり、いろいろと活用可能なことが魅力の出張撮影です。お好みの場所で撮影が可能な出張撮影ですが、スタジオ撮影にはないデメリットや注意点が存在します。
出張撮影について予め知っておき、より良い思い出を残すことができる楽しい撮影にしましょう。
今回は、屋外や施設での撮影について書きましたが、それだけが出張撮影ではありません。まだ出かけることが難しい赤ちゃんのニューボーンフォトや家を購入した記念の撮影など「おうち」というロケーションでしか撮れない写真もあります。そのような場合、カメラマンがご自宅にお伺いし撮影することもあります。
次回は、おうちにカメラマンが来る出張撮影の中でもお問い合わせの多いニューボーンフォトについて書いていこうと思います。