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「かわいい」だけで決めない!ニューボーンフォトの注意点

赤ちゃんの成長は凄まじく、1日1日お顔が変わり、あっという間に大きくなってしまいますから、毎日写真を撮って成長を残す人も多いと思います。

また、プロにニューボーンフォトを依頼し記念に残す人もいるでしょう。

とても未熟な赤ちゃんの撮影ですので、特別な注意点があるのは当然のこと。

撮影に関する知識や技術だけでなく、新生児の特徴を理解し安全に扱えるカメラマンに撮影してもらいたいですね。赤ちゃんのことだけではなく、産後のママのココロとカラダの変化や家族の変化も考慮してくれるカメラマンならさらに良いですね。

私はカメラマンであると同時に助産師でもあるので、赤ちゃんのこと、ママのこと、家族のことのプロです。以下は、そんな私の考えるニューボーンフォトの注意点です。

全投稿の「ニューボーンフォトまるわかりガイド」と併せてお読みください。

赤ちゃんの状態が最優先  状態ってどんなことに注意する?

環境調整は最低限の配慮です。
気にするのは室温だけですか?室温と同時に気にしなくてはならないのが湿度です。同じ室温でも湿度が低いと空気が冷たく感じます。特に冬は湿度も気にしてあげましょう。
自然光を求めすぎていませんか?
自然な光を求めすぎて日光が当たりすぎてしまうこともしばしば。必要があればライトで光を作るなどして赤ちゃんの負担を軽減してあげましょう。
ストロボをピカピカさせていませんか?
新生児の視力は0.01-0.02、感じられる光は大人の50分の1といわれています。大人よりもずいぶん暗い世界を生きていますので、ストロボ(フラッシュライト)がピカピカするのはおすすめしません。
無理なポージングではないですか?
頬杖ポーズやおくるみでちょこんと座っているように見えるポーズは確かに可愛らしくとても目を引きますが、骨格が安定しない赤ちゃんにとっては負担が大きいです。見よう見まねのままセルフで行うのは大変危険ですので絶対にやめましょう。

赤ちゃんの知識をきちんと持ったカメラマンを選ぼう

ニューボーンフォトを得意とする多くのカメラマンは、医療者から指導を受けたり、専門のセミナーを受講したりしています。しかし、中には写真を撮るのが上手だからというだけでニューボーンフォトの依頼を受けてしまうカメラマンもいます。ニューボーンフォトの経験が豊富なカメラマン、元医療者など赤ちゃんの知識を持っているカメラマンを選ぶことは、安全な撮影を行い赤ちゃんを守るために必要なことです。
赤ちゃんの対応について直接問い合わせても良いと思いますが、少し聞きにくいなと感じる方は、ホームページやSNSなどから情報を収集し、経験豊富なカメラマンを選ぶと良いでしょう。
ニューボーンフォトグラファー養成機関などもありますので、そちらのホームページなども参考にされると良いですね。

清潔、感染予防の徹底!

新生児は母乳の免疫があるから風邪をひかない、というのは大間違いです。母乳に含まれる免疫というのは、ママが持っている風疹などのウィルスに対する抗体によるもので、細菌感染による風邪やママが抗体を持っていないウィルスには感染してしまうことがあります。
また、赤ちゃんに触れるものは口に入れてしまうかもしれません。消毒の方法や使用する消毒液にも注意が必要です。
「調子が悪い」と言葉にできないうえ、未熟さゆえ状態が悪化しやすい赤ちゃん。
コロナ禍だからではなく、普段から十分注意しており、感染予防に対する知識があるカメラマンなのかどうか見極めましょう。

ママのココロとカラダ、大丈夫?

妊娠出産はホルモンバランスが大きく変化します。今までは気にならなかったようなことが気になったり、小さなことで落ち込んだりするようになるのは仕方のないこと。赤ちゃんは可愛いし、記念の写真も残したいけど、他人と接することがちょっと苦痛に思える、そんな時は日程調整を申し出てみましょう。
また、体の変化も大きい時期です。しかし、育児に追われ気付かなううちに自分のことを後回しにしがち。ニューボーンフォトのカメラマンは赤ちゃんのことはもちろん、ママのココロやカラダのことも、きちんと知識を持って相談に応じます。
赤ちゃんのことだけでなく、ママのことも正確な知識を持って対応できるカメラマンを選ぶことをおすすめします。

まとめ

ニューボーンフォトはご家族誕生の記念として人気のある撮影です。今しかない一瞬の可愛らしさ、愛おしさを残すことだけに意識を置かず、赤ちゃんの安全を最優先に考えた撮影ができるよう、環境づくりやカメラマン選びができると良いですね。